立川市にあるたった一つの山「金比羅山」

金比羅山は立川市にある唯一の山です。金比羅神社や秋葉神社などを祀り、かつての砂川村を鎮守してきました。玉川上水の流れに寄り添うように佇む小さな山ですが、玉川上水緑道の散歩の途中、参拝がてら立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

金比羅山の概要

金比羅山の入口から

金比羅山は高さ15mほどの人口の小さい山です。山頂に金比羅大権現と富士浅間神社が、中腹に秋葉神社が祀られています。この付近の玉川上水にかかる橋が「金比羅橋」と呼ばれるのはこの山にちなんでの事です。

金比羅山の階段

階段を上る途中秋葉神社が見えてきます。

金比羅山の由来

金比羅山の説明板

金比羅山の階段の途中にある説明版に金比羅山の由来について書かれていました。以下説明版の文章

「立川市唯一のこの山がいつ頃築かれたのか、はっきりしていませんが安政年間(1854~60)に砂川村の名主砂川家が願主となり、頂上に富士浅間神社、中段に金比羅神社、下段に秋葉神社を勧請したと伝えられています。この金比羅山は江戸時代に流行した富士塚ではないかといわれています。秋葉神社は遠州(静岡県)秋葉山にある火難・水難よけの神として古くから知られています。近世になって徳川家康の命により、ご神体(三尺坊権現)が小田原に移され、その土地の富士浅間の神として合祀され富士信仰との融合がはかられたわけです。秋葉神社と金比羅神社とが並べて祀られる例は各地に見られ、富士、金比羅、秋葉の三神は互いに関係を持ちながらこの山に置かれたといえましょう。特に金毘羅様は玉川上水で舟運が行われた頃(近くに巴河岸跡)舟神様として祀られそれからこの山は金比羅山と呼ばれるようになりました。」

金比羅山の入り口にある説明版には、「玉川上水を掘った時の土砂を盛って作った」との説明があります。つまり、玉川上水を掘った際に出た土を使って、その当時流行していた富士信仰に基づいて作られた富士塚ではないかと考えられているようです。私が子供のころに近所の大人から聞いた話もだいたいそんなような内容でした。ちなみに説明版には頂上に富士浅間神社、中段に金比羅神社、下段に秋葉神社と記載されていますが、現在は頂上に富士浅間神社と金比羅神社が並んで祀られていて、秋葉神社は下段ではなく中段に祀られています。

金比羅神社

金刀比羅神社、琴平神社、事比羅神社はそれぞれ「ことひらじんじゃ」と呼び、金比羅神社も含めて、香川県仲多度郡琴平町の象頭山中腹に鎮座する金刀比羅宮を総本宮とする神社です。その主祭神である大物主神(おおものぬし)を祀る神社です。

大物主神は、古来から「海の神様」として漁業、航海など海上の安全を守ってくれる神としての信仰があります。
また、農業殖産の神、医薬の神、技芸(音楽や芸術関係)の神としても有名だそうです。江戸時代に船による流通が盛んになると、海運業者や商人によって金毘羅信仰が日本中に広められ、分社が各地に作られたそうです。明治維新による神仏分離・廃仏毀釈によって神仏習合の金毘羅大権現は廃され、大物主神を主祭神とする神道の神社になりました。現在、金刀比羅神社・琴平神社は日本全国に約600社あるそうです。

富士浅間神社

富士信仰に基づいて富士山を神格化した浅間大神(浅間神)、または浅間神を記紀神話に現れる木花咲耶姫命(このはなのさくやひめのみこと)と見てこれを祀る神社の事です。古くは「浅間」を「せんげん」ではなく、火山を意味する「あさま」と読んだことに由来があるようです。

秋葉神社

神仏習合の火防(ひよけ)・火伏せの神として広く信仰された秋葉大権現(現在の秋葉山本宮秋葉神社)を起源とする神社である。あきばで有名な秋葉原の地名の由来となっています。

金比羅山の境内

入口よりほぼ一本道。途中進行方向左手にベンチの置かれたちょっとした広場があります。

広場を通り過ぎると階段があるのでその階段を上ります。すると中段に秋葉神社があります。

中段にある秋葉神社

秋葉神社でお参りを済ませさらに上へ

秋葉神社からの階段

秋葉神社より頂上はすぐそこです

金比羅山にそびえたつ銀杏

途中眼下を見下ろすと中々の景色。銀杏の大木がそびえ立ちます。

金比羅神社

頂上に至るとすぐ目の前に金比羅神社

富士浅間神社

金比羅神社の左隣(西側)に富士浅間神社

金比羅山へのアクセス

金比羅山へのアクセスマップ

金比羅山は西武拝島線武蔵砂川駅より徒歩12分(約816m)の所にあります。武蔵砂川駅の改札は北側に一箇所しかないため改札を出たらすぐにトンネルをくぐり線路の南側に移動します。そして玉川上水にぶつかった所で東に進むと見影橋があるので渡りましょう。見影橋公園の北側のみちを少し歩くと二またに分かれます。そこから南東に向かう道を進んでいくと見影橋保育園があり、その少し先に「金比羅神社」「秋葉神社」の看板が立っています。北東の道(玉川上水に沿った道)を進んでも金比羅山に至りますが、山の裏側で入れません。

金比羅神社の看板

金比羅山に向かって左手に金比羅神社の看板。

秋葉神社の看板

向って右手に秋葉神社の看板。

金比羅山の住所

立川市砂川町3丁目25−2(googleマップで確認

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