立川市の風致地区

立川市には「玉川上水風致地区」「五日市道風致地区」二つの風致地区があります。風致地区は都市計画法に基づき都市計画区域内の住環境の優れた地域において指定されるものです。緑豊かでゆとりのある環境が維持されるよう地方公共団体の条例により、建築物の高さや建ぺい率などが厳しく規制されます。

区域内で行う行為の内容や規模、主体によって市長の許可を要するもの、通知しなければならないものなどが定められます。

市長の許可を要するもの

  • 宅地の造成、土地の開墾その他の土地の形質の変更(以下「宅地の造成等」という。)
  • 木竹の伐採
  • 土石の類の採取
  • 水面の埋立て又は干拓
  • 建築物その他の工作物(以下「建築物等」という。)の新築、改築、増築又は移転(以下「建築」という。)
  • 建築物等の色彩の変更
  • 屋外における土石、廃棄物(廃棄物の処理及び清掃に関する法律(昭和45年法律第137号)第2条第1項に規定する廃棄物をいう。以下同じ。)又は再生資源(資源の有効な利用の促進に関する法律(平成3年法律第48号)第2条第4項に規定する再生資源をいう。以下同じ。)の堆積

市長の許可を要しないもの

  • 都市計画事業の施行として行う行為
  • 国、地方公共団体又は当該都市計画施設を管理することとなる者が当該都市施設又は市街地開発事業に関する都市計画に適合して行う行為
  • 非常災害のため必要な応急措置として行う行為
  • 面積が10平方メートル以下の宅地の造成等で高さが1.5メートルを超えるのりを生ずる切土又は盛土を伴わないもの
  • 次に掲げる木竹の伐採
    ア:間伐、枝打ち、整枝等木竹の保育のため通常行われる木竹の伐採
    イ:枯損した木竹又は危険な木竹の伐採
    ウ:自家の生活の用に充てるために必要な木竹の伐採
    エ:仮植した木竹の伐採
    オ:本項各号及び次条各号に掲げる行為のため必要な測量、実地調査又は施設の保守の支障となる木竹の伐採
  • 土石の類の採取でその採取による地形の変更が面積が10平方メートル以下で高さが1.5メートルを超えるのりを生ずる切土又は盛土を伴わないもの
  • 次に掲げる木竹の伐採
    ア:間伐、枝打ち、整枝等木竹の保育のため通常行われる木竹の伐採
    イ:枯損した木竹又は危険な木竹の伐採
    ウ:自家の生活の用に充てるために必要な木竹の伐採
    エ:仮植した木竹の伐採
    オ:本項各号及び次条各号に掲げる行為のため必要な測量、実地調査又は施設の保守の支障となる木竹の伐採
  • 土石の類の採取でその採取による地形の変更が面積が10平方メートル以下で高さが1.5メートルを超えるのりを生ずる切土又は盛土を伴わないもの
  • 面積が10平方メートル以下の水面の埋立て又は干拓
  • 建築物の新築、改築又は増築で、新築、改築又は増築に係る建築物又はその部分の床面積の合計が10平方メートル以下であるもの(新築、改築又は増築後の建築物の高さが8メートルを超えることとなるものを除く。)
  • 建築物の移転で移転に係る建築物の床面積が10平方メートル以下であるもの
  • 次に掲げる工作物(建築物以外の工作物をいう。以下同じ。)の建築
    ア:風致地区内において行う工事に必要な仮設の工作物
    イ:水道管、下水道管、井戸その他これらに類する工作物で地下に設けるもの
    ウ:消防又は水防の用に供する望楼及び警鐘台
    エ:その他の工作物で建築に係る部分の高さが1.5メートル以下であるもの
  • 建築物等のうち、屋根、壁面、煙突、門、塀、橋、鉄塔その他これらに類するもの以外のものの色彩の変更
  • 屋外における土石、廃棄物又は再生資源の堆積で、面積が10平方メートル以下であり、かつ、高さが1.5メートル以下であるもの

市長と協議が必要なもの

国又は地方公共団体の機関が行う行為については、第1項の許可を受けることを要しない。この場合において、国又は地方公共団体の機関がその行為をしようとするときは、あらかじめ市長に協議しなければならない。

市長に通知が必要なもの

  • 国土保全施設、水資源開発施設、道路交通、船舶交通若しくは航空機の航行の安全のため必要な施設、気象、地象、洪水等の観測若しくは通報の用に供する施設、都市公園若しくはその施設の設置若しくは管理に係る行為、土地改良事業若しくは地方公共団体若しくは農業等を営む者が組織する団体が行う農業構造若しくは林業構造の改善に関する事業の施行に係る行為、重要文化財等の保存に係る行為又は鉱物の掘採に係る行為
  • 道路、鉄道若しくは軌道、国若しくは地方公共団体が行う通信業務、認定電気通信事業(電気通信事業法(昭和59年法律第86号)第120条第1項に規定する認定電気通信事業をいう。)若しくは基幹放送(放送法(昭和25年法律第132号)第2条第2号に規定する基幹放送をいう。)の用に供する線路若しくは空中線系(その支持物を含む。)、水道若しくは下水道又は電気工作物若しくはガス工作物の設置又は管理に係る行為(自動車専用道路以外の道路、駅、操車場、車庫及び発電の用に供する電気工作物の新設に係るものを除く。)

玉川上水風致地区

玉川上水の松中橋から小川橋までの区間が指定されています。大部分は玉川上水の南北両岸が対象エリアとなっておりますが、玉川上水駅を過ぎ、小平監視所の少し東からは南岸側のみとなっております。これは単に北岸側が小平市となるからです。松中橋から天王橋までの区間では南側に割と広い範囲が指定されていますが、それ以外は玉川上水に沿ったわずかなエリアのみ指定されています。詳細は立川市のホームページ「風致地区について」をご参照ください。立川市における玉川上水と五日市街道は切っても切れない関係にあります。武蔵野の乾いた大地に潤いをもたらしたのは江戸時代の事。多摩川の豊かな水を、飲み水さえ確保するのが困難な土地にもってくる。それが玉川上水でした。その玉川上水から無数に張り巡らされた分水が当時の人々に生きる糧をもたらしたのです。玉川上水が開削されるとしばらくして、砂川分水が引かれました。その砂川分水は当初天王橋付近より五日市街道沿いに東に一里ほどのものだったようです。この分水の水は当時の人々の飲み水としてはもちろん、農耕用にも利用されたのです。それが「砂川新田」と呼ばれる新田開発でした。この新田開発によって徐々に人々が集まり発展を遂げた結果形成されたのが砂川村です。他村より移り住んだ人たちが新田を切り開き、やがて短冊形の家屋敷を構えるようになったのです。五日市街道に今も残る風景はこのように玉川上水と切っても切れない関係があるのです。それらの街並みを残すために、風致地区が指定されたのだと思います。

五日市街道風致地区

立川市北部をやや南西に向かって抜ける五日市街道沿いに指定された地区です。西端部は五日市街道ではありません。西砂町の中里多目的広場の北側の通りから始まり、阿豆佐味店神社の少し東で五日市街道に合流、そこから天王橋に至るまでの区間が指定されています。

2018年02月06日